改めて聞くのも変な話なんだけど、なんでヒデさん(注:加藤)はリワイアに来てくれたんだろうか?

なかなか今さらですね!
うーん、一言でいえばタイミングじゃないですか。

もちろんおっしゃるとおり人生はタイミングです。だからこそ、そのタイミングとやらをもう少し伝わるように言語化お願いします。

きっかけはやはりコロナですかね。2020年4月の緊急事態宣言のあたりを境に、世の中がガラッと変化する様子を目の当たりにして、「この変化している環境下で今までと同じことをやっていてはいけない」と、自分の中でもいろいろと考えるようになったんです。

元々、アドテク分野でキャリアを積んできて、直近ではデータ活用のコンサルティングに関わってましたが、やっぱり変化が大きい時期だからこそ「このシステムを作りましょう。費用はいくらかかります。」という提案ではなく、「このシステムを活用して一緒にビジネスを伸ばしていきましょう。」という伴走型の支援ビジネスがより必要になると思いました。

それが分かりやすく見えているのがEコマースやプラットフォームビジネスですが、変化が早いときに何か1つに絞って戦うのはリスクです。そうではなくて、色々なものを繋ぎあわせて動的にビジネスをスケールさせていくことが大事だという考えに徐々に移っていきました。

そんなタイミングとは知らずに声をかけてしまいました。ラッキーだったな。

(笑)。
岡田さんと話すうちに、お互いの考えや思い、そしてリワイアがこれからやっていこうとしている事業が、自分が考えていた方向性と近いと感じ、ジョインすることを決めました。

そうですね。まだ始まって間もないし、方向性しかないです。地図はないけどコンパスだけ持ってる感じ。

社名の「リワイア」は「再配線」という意味ですけど、デジタル中心のビジネス環境においては色々なものを繋ぎ合わせることの重要性は言うまでもないですし、もともと自分自身が何かと何かを繋げるということが好きなので、それが仕事と地続きだったら面白いなと思ってました。

方向性の話でいうと、以前からシステム同士を繋げていくというビジネスは存在していますが、従来型のモデルや技術だと初期費用が莫大にかかったり、重すぎて小回りが利かないというハードルがあります。

我々はスタートアップなので、逆にアジリティをもって小さいサービスを組み合わせていくことで、コストパフォーマンスと変化への柔軟な対応を両立させることを目指しています。

R&Dとビジネスが両輪で回せるといいですよね。

個人的には、フィードフォースグループ内でもそういった役割が求められているんじゃないかと思っています。
機動力のあるフラッグシップとなり、「今はこの方向に向かおう」や「次はあっち側だ」というように、アンテナをはりながら、新しいことに果敢にチャレンジしていきたいです。自由度が高いので、おもしろい環境になると思います。

これからどういう人と一緒に働きたい、とかってあります?
ちなみに私はここでも書いてますけど「自分より優秀な人」です。ただ、私を基準にすると会う人会う人大抵みなさん私より優れているので、、、(笑)

というわけでヒデさんの意見を聞きたい。

具体的なところを先にいうと、エンジニアやデザイナーとしての経験やスキルがあり、ディレクションもできる、建設的に仕事を前に進められる、という方は大歓迎です。

ただ、どんな職種であれ、どんな経験があれ、まずは、リワイアのビジネス構造に興味を持ってくれることが第一かなと思っています。

現在の職場が「お客さまの成功を実感しづらい」「自分の成果がどこにつながっているのかが見えづらい」と悶々としている方って結構多いと思うんですよね。その環境を変えてみたいと思っているのならぜひチャレンジしてもらいたいですね。

せっかくやるんだから、お客さまと自分たちの成長をリンクさせたいですよね。

「二兎を追う者一兎をも得ず」という諺がありますが、個人的には「One role, multi purpose」の方がビジネスもキャリアもうまくいきやすいと思っています。人も企業もプロジェクトもそれぞれ目的や課題が少しづつ違って当たり前で、ただそれを一つの役割で成立させられればそれに越したことはないよね。三方よしじゃないけど、バランスを取れるポイントを探っていきたいなと。

今だとほぼ創業メンバーですから、一緒に企業文化も作っていくことになるので、こういった未来をつくっていくための会話を重ねられる方だといいですね。
もとい、ここまでの話って抽象的な表現が多かったですが、具体的にリワイアという会社は何をしているのか?みたいな話もしたいですね。

さっきも出てきたけど、ひとことで言いきるとすれば「再配線屋」ですが、

世の中がぐぐっと音を立てて変わっているときに必要とされる仕事のひとつが再配線だと思っていて、配線の中はデータが行き来しているので、データの配管工みたいなのをイメージしています。初期は「Plumber(プラナー)」も社名候補に入ってたくらいだし。

(… リワイアでよかったです …)

それで、この「再配線」という抽象的な概念を具体的な業務内容に落とすときに、やっぱり「成長市場」かつ「グループシナジーがある」ところで勝負する、というところを最優先に考えました。市場が伸びていないと再配線の需要もないですしね。創業前に↓のnoteにも書いているけど、結果的にそれはEコマースであり、Shopifyに象徴されるようなプラットフォームの周辺にあるテックニーズということになります。

売ることや伝えることは兄弟会社のアナグラムがめっちゃ得意だし、SaaS的なアプローチはフィードフォースがずっとやってきたこと。一方で、変化の局面ではそれら以外の部分に課題を持っている企業も多いからどこかで補完する役割をつくらないといけない。だとしたらリワイアが注力すべきはそこだろうと。 

 

 

個々でぜんぶできる必要はなくて、グループ全体で社会的な課題に対処できればいい、ということですよね。

そのとおりです。自社でぜんぶやりたいんだったらこういう設立の仕方を選択する意味が薄いですしね。あと、コラボレーションがないと太刀打ちできないくらい、Eコマースが直面している課題は大きく、複雑化しているというのもあります。

まさに。我々は状態としてはまだまだスタートアップですけど、グループ内でコミュニケーションがとれているので孤独感はまったく感じないですしね。

ちなみに、どういう会社にしていきたいとかはありますか?

どういう会社かあ… うーん、すごくしょーもない言い方をしますけど、「楽しい会社」がいいです(笑)。仕事というものはどうしたってつらいことや厳しい局面は出てくるわけだから、せめてその所属している場は明るく楽しく、支えあえる環境であってほしいと思っています。

同感です。そのために我々はどういう方向に向かうべきなのかとか、どういうことに気をつけている、とかはありますか?

まだ数人しかいない(※2021年4月現在)から何もかもこれからではあるけど、やっぱりパフォーマンスを下げるボトルネックを外すのが自分の仕事かなとは思っています。

繰り返しになっちゃいますが、対処すべき課題は複雑化しているのでチームじゃないと解決できないことが多い。だから働きやすい環境づくりに最善を尽くすという方向感は会社の規模が大きくなったとしても変わらないでしょうね。そのときに他でも働けるイケてる人たちがわざわざリワイアにいる理由がある、という感じにしたいです。

いいですね。
こういう話を少しでも「面白そう!」と感じてもらえる方とはぜひ一度お話ししたいです。リモートランチとかでもいいですね!

リワイアが気になった方はこちら↓の募集要項もご覧ください!